日頃から地域の方との交流を深め、住みやすい地域づくりのためにも自治会町内会へ加入しましょう。

自治会町内会活動の実践事例

新しい取り組みや、運営の工夫で元気に活動している自治会町内会や地区連合町内会の活動事例です。
「横浜市における地域活動との協働・支援のあり方に関する提言」より抜粋)

1 参加・交流型のコミュニティづくり
2 コミュニティや活動を支える組織づくり
3 具体的な活動による課題解決
4 より発展的な地域の事務局
5 行政やテーマ型市民活動との連携

1 参加・交流型のコミュニティづくり

活動事例1 共に暮らすコミュニティづくり事例
外国籍の住民とともにつくるコミュニティ(泉区いちょう団地連合自治会)
〜連合自治会の様々な活動から広がる、多文化共生の取り組み〜
課題
  • 住民のおよそ2割が外国につながりのある住民の団地。出身国は24カ国にのぼり、住民同士のコミュニケーションが課題に。
活動内容
  • 平成2年から、国際交流会を開催し、住民同士のコミュニケーションを図ってきた。
  • 平成14年から、それまで行っていた自治会による住民相談を拡充して、弁護士による外国籍等の住民向け法律相談を開始。
  • 日本語教室など、10近い多彩なボランティアグループが生まれている。
  • G30の外国語パンフレットでは、地域のニーズに合わせてカンボジア語を追加。
    また、集積場のゴミ出しルールを、単位自治会それぞれに、中国・ベトナム・カンボジアの3ケ国語で作成するなど、 地域のルール共有化に向けたボランティアグループとの共同作業を展開している。

活動事例2 ささえあうコミュニティづくり事例
「喫茶店」や「地域通貨」事業を展開(瀬谷区アーバンドエル瀬谷自治会)
〜ふれあい喫茶は住民交流のオアシス〜
課題
  • 転出入が多い、単身・二人暮らし高齢者の様子が見えないなど、住民同士の交流や支え合いのコミュニティづくりが課題に。
活動内容
  • 加入促進のため役員がこまめに訪問。加入率は9割を保持している。
  • ふれあい喫茶は2年前から開店。ジャズやシャンソンが流れ手作りケーキも評判。 居住者のボランティアで、月2回3時間の運営。住民の交流が広がっている。
  • 助け合いを応援するため、地域通貨制度を導入。高齢者などが電球交換、家具の移動などを依頼するときに、 自治会発行の「マイスター感謝券(100円)」を購入。援助者にお礼として渡すという仕組みで、気軽に助け合いの輪が広がっている。

活動事例3 楽しく参加するコミュニティづくり事例
融和をモットーにコミュニティづくり(都筑区見花山自治会)
〜参加せずにはいられない行事が楽しい町〜
課題
  • 多世代交流と新旧住民の交流が課題に。
活動内容
  • ゴルフなどをともに楽しむ仲間からはじまり加入者は9割を超える。
  • シニアから子供まで町をあげての行事がもりだくさん。
  • ホームページを作成することで忙しい人も若い人も自治会情報をいつでも入手。
  • 地域の歴史書の作成や行事、ホームページづくりなど得意分野を会員が楽しんで担う。

2 コミュニティや活動を支える組織づくり

活動事例4 住民自治組織の新設事例
臨海部に開発された新しい「まち」のコミュニティづくり(西区 MM Towers自治会)
〜無理のない合理的な取り組みが次世代流〜
課題
  • 暴走族対策や高齢化対策など地域の課題を解決する組織の必要性が課題に。 (30代から60代の住民から自治会結成の話が持ち上がる。)
活動内容
  • アンケートで住民意向を把握し、趣味のサロン活動等から開始。
  • 外部からの連絡などは全世帯に設置されたタッチパネル式の伝言板を活用。
  • 無理をしない・できること、したいこと、必要なことから始める、などをモットーに気楽に参加できる仕組みづくりを進めている。

活動事例5 住民自治組織の再構築事例
自治会改革で「参加しやすい自治会」づくり(青葉区奈良5丁目自治会)
〜運営マニュアルと分権化で若い人も力を発揮〜
課題
  • 住民の潜在力は高いのに役員のなり手がいないことが課題に。
活動内容
  • だれでも会長職がつとまるよう運営マニュアル作成。
  • 会長権限を分権・分散化。
  • 役員会をオープンにし、班長も参加。
  • ホームページ運営により情報伝達・交流を活発化。若い世代の関心が高まる結果に。

3 具体的な活動による課題解決

活動事例6 地域自らによる課題解決の事例
誰もが大切さを感じる「地域の保険」としての自治会町内会活動(保土ヶ谷区くぬぎ台団地自治会)
〜自主防災委員会による高齢者への防災訪問・「命の笛」活動〜
課題
  • 70歳以上の高齢者が2割に達し、安心安全なまちづくりが課題に。
活動内容
  • 様々な工夫を凝らした活動を企画し、住民の加入促進を図っている。
  • 平成15年度から年に一度70歳以上の一人暮らしの高齢者へ防災訪問を開始。
  • 緊急連絡先、かかりつけの病院、血液型等を記入してもらいカード化して封印。
  • 「命の笛とカード」を本人に渡し、見えるところに置いてもらう。
  • 「自分の身は自分で守る」をモットーに活動。

4 より発展的な地域の事務局

活動事例7 地域の事務局事例(単位自治会町内会)
地域の事務局機能を発揮する自治会(戸塚区県ドリームハイツ自治会)
〜自治会が多様な地域活動をコーディネートする「扇の要」〜
課題
  • 設立後30年を経て住民の高齢化への対応・住みやすいまちづくりが切実な課題に。
活動内容
  • 地域給食、サロン活動など、テーマ型の福祉ボランティア活動に対して、場の提供や活動助成などを行っている。
  • 地域を活動拠点とする非営利のテーマ型活動団体とはゆるやかなネットワークを組み、情報の共有化や地域の課題解決に向けた調査事業などを共同で実施。
  • 中長期のまちづくりなどについて、自治会内外の人材による特別委員会を設置し、着実な検討を進めている。

活動事例8 地域の事務局事例(地区連合町内会)
連合自治会は地域運営の拠点(磯子区汐見台自治会連合会)
〜連合自治会が様々なテーマ型活動をバックアップ〜
課題
  • 公社、民間の集合住宅地。多数の小規模自治会があり、様々な地域課題に積極的に取り組む必要性が課題に。
活動内容
  • 連合自治会の運営には、自治会と、地域内の多くの団体(ボランティア団体・生涯学習グループ等)が関わっている。活動団体を連合会で審査して助成。
  • 事務処理は連合会が事務局員を雇用して行っている。(役員は無償)
  • 連合から独立したNPO(汐見台福祉コミュニティ)が介護保険事業の他、保険外のホームヘルプ、配食、便利屋サービス、サロン活動など、住民ニーズに即した事業を展開している。

5 行政やテーマ型市民活動との連携

活動事例9 行政がつないだ連携事例
行政がつないだ地域の連携事業(泉区NRS地区)
〜テーマ型活動との連携で広がる世代間交流〜
課題
  • 泉区の3地区(NRS地区:中川連合町内会、緑園連合自治会、新橋連合自治会の3地区連合)では、高齢化や子育て支援が課題に。
活動内容
  • 「支えあい連絡会」活動を通じて高齢者サロン活動が始まっていた。
  • 行政がサロン活動を支えている連合町内会役員と、子育てサロン活動を支えているリーダーをつなぐ会議を開催。
  • 「同じサロン活動なら一緒に」と高齢者と乳幼児親子がともに参加するサロンが開催される。
  • 現場で様々な課題に対し、行政や社会福祉協議会がバックアップ。

活動事例10 テーマ型活動との連携事例(単位自治会町内会)
専門のノウハウをもつテーマ型活動との連携事業(金沢区能見台2丁目自治会)
〜防犯活動が地域コミュニティを再生。テーマ型活動との連携が効果をあげる〜
課題
  • 閑静な住宅地に犯罪が多発。地域のつながりで町を守ろうとの呼びかけが始まる。
活動内容
  • 毎日防犯パトロールを実施。できる日を登録し自由参加が輪を広げる。
  • 防犯をきっかけに男性も参加。地域のつながりが増えつつある。
  • 防犯パトロールで救助犬ネットワーク活動をしているNPOと連携実施。

活動事例11 テーマ型活動との連携事例(地区連合町内会)
連合自治会とまちづくり研究会との連携事業(緑区鴨居地区連合自治会)
〜お菓子屋さんも協働する楽しいネットワーク〜
課題
  • 次代に向けた安全で住みよいまちづくりを「楽しいまなび」を通じて実践すること。
活動内容
  • 区生涯学習講座の卒業生が母体となった「鴨居まちづくり研究会」の活動が、連合自治会のまちづくり活動と連携。学びを通じた多彩な活動は、まちに活気を与えている。
  • まちづくり研究会は駅コンサートやお菓子屋さんと協働した名物クッキー販売など楽しい活動が盛りだくさん。
  • 連合の定例会でも毎回研究会の活動を報告。
  • 連合自治会は、上記まちづくり研究会の他、地域内の37の市民活動を応援。